Posted on

第23回宮崎県美術海外留学賞

 株式会社文化コーポレーション(本社:宮崎県宮崎市、社長:齊藤総一郎)は、協賛している「宮崎県美術海外留学賞(主催:株式会社宮崎日日新聞社)」の第23回宮崎県美術海外留学賞を受賞された奥野恵理 様から作品を寄贈して頂きました。
 奥野恵理 様は2019年(平成31年)4月から2020年(令和2年)6月までイタリアに滞在し、フィレンツェを拠点に伝統的な絵画技法を学びながら創作に打ち込まれました。
 今回の寄贈作品は、水中に沈むベネチアをモチーフにした「Citta dell acqua(水の都)」です。ライオンの頭と魚の体を持つ3体の動物などが明るい色調で描かれ、幻想的な世界観を表現しています。

1 宮崎県美術海外留学賞について
 宮崎日日新聞紙齢20,000号と宮崎県立美術館完成を記念して、1996年(平成8年)に創設されました。宮崎県内の芸術文化振興に貢献できる人材育成を目指したもので、県内在住の作家を対象に宮日美展の実績や県内外の美術展での活動などを参考に、宮崎日日新聞社や有識者らでつくる選考委員会が選んできました。
 選ばれた作家へは、宮崎日日新聞社、宮崎県、県内企業から1年間の留学中の学費や滞在費、壮行会費、帰国後の報告展開催費用などが提供されます。
 本事業は、本年度(第23回)派遣をもって終了することになりましたが、これからも変わらず宮崎県芸術文化の振興に力を尽くす所存です。

2 奥野 恵理(Eri Okuno)
(1)プロフィール
 2014年(平成26年)、尾道市立大学大学院美術研究科修了。
 在学中、小林和作奨励賞を受賞。
 2015年(平成27年)から宮崎国画会展に出品。
 2015年(平成27年)~2019年(平成31年)、宮日総合美術展の留学チャレン
ジ部門に入選。
 2019年(平成31年)、宮崎県美術海外留学賞を受賞。
 2019年(平成31年)4月~2020年(令和2年)6月、フィレンツェ(イタリア)に留学。

(2)憧れの地から飛躍の地へ
 今、私はフィレンツェの伝統的な油画技法と美術史を基礎から学び直しています。日本とは違う独特のルールの下での勉強法で数か月学び、芸術に対するイタリア人の知識と関心の高さ、芸術に向き合う姿勢を目の当たりにして、私自身の物の見方や考え方も少し変化してきたように思います。
 またすぐ身近に名画溢れる美術館が点在する環境で細かな技法、画面の厚み、色使い、細部の描写に至るまで何度でも確認し学べる幸せを実感しています。
 今後は、鑑賞した作品の数々やイタリアの各地で感銘を受けた諸々を題材に、この地で習得した技法を駆使して制作に取り組んでいきます。
 留学生活は大変なことも多いですが、この経験が私の作家としての成長に繋がるよう残りの時間もしっかり自分と向き合っていこうと思います。

INFORMATION一覧へ